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山口創先生には、2011年のNPO法人タッチケア支援センターの設立以来ずっと顧問をお願いしており、9年間ご助言をいただいてまいりました。関西タッチケアフォーラムにも、何度もご登壇くださり私達を導いてきてくださった先生です。いつもと変わらない自然体でやわらかな物腰とやさしいお声に、テレビの画面を通じても癒されます^^。 今回は、山口先生がとてもお詳しい、オキシトシンのお話。 タッチケアの効果のお話で、こころにやさしいタッチケア講座でも欠かせない”愛情ホルモン””信頼ホルモン”であるオキシトシン。 本来は、女性ホルモンとして、出産のさいのお母さんの緊張や不安や痛みをやわらげ、自己尊重感や多幸感を高めることで知らせているホルモンですが、出産や性別に関係なく、脳内で分泌されることが近年の研究であきらかになっています。脳の中や、内側で感じる私達の「しあわせ」に大きくかかわる鍵を握るホルモンであり、脳内伝達物質です。 さて、コロナ問題で様々なストレスのかかるこの時期、NHKさんでもあらためて心を癒す愛情ホルモン”オキシトシン”に注目してくださったのは、嬉しいことですね。これまで、NHKで放映されたオキシトシンやタッチケアの映像や説明の総集編かつ発展版ともいえる充実の内容でした。これは保存版です^^。 * 特に今回は、コロナの問題で、ソーシャルディスタンスが必要とされる時期ですので、触れあわずに、1人でも出来る様々なオキシトシン活性法が紹介されていました。山口創先生による、セルフタッチング誘導もあり、観ているだけで癒される内容が盛沢山。 オキシトシンは、ストレスや痛みを和らげたり、血圧を下げたり、ダイエットや美肌にも効果が期待できるのですが、一般的には、ハグやキスなどスキンシップによって分泌されるホルモンとして知られています。でも、実はたった一人でも、簡単にオキシトシンを出すことができる様々な方法があるのです。それが、いろいろと紹介されていた、この時期にとっても役立つ内容の番組でした。 たとえば。。。 * 電話で、話をする。 *チャットをしながら一緒にご飯を食べる。 *食事をしながらネットでコミュニケーション *映画や本で感動し、登場人物に共感する。 *やわらかな布やクッションにふれる *犬と見つめ合う・触れあうなど、ペットとの心のふれあい。
そう、、オキシトシンは、つながりと信頼のホルモンなのです。 コミュニケーションや、共感することでも、十分に刺激されます。 動物たちの、可愛く自然豊かな表情を見ているだけで、なんだか、ほっと癒されてきます。これも、オキシトシンの作用の1つ。 ☆ そして、タッチ研究の本場、スウェーデンでは、国民の多くの人々が”オキシトシン”について熟知しているということ。 効果を理解しているので、子どもさんとのふれあいも、大切にしているそうです。 『オキシトシン 私たちのからだがつくる 安らぎの物質』(普及版)等の著書があります。 そして、スウェーデンでの”タッチケア”の紹介も(子ども同士でのタッチケアは、Peaceful touch ですね!) こちらの動画がとてもわかりやすいので、是非ご覧ください。 また、高齢者・認知症の方へのタッチケアを、スウェーデンではタクティールケアとよばれます。タクティールとは「タッチ」のこと。スウェーデンは、子どもから高齢者にいたるまでタッチケアの先進国。 タッチケア支援センターの「こころにやさしいタッチケア」は、カリフォルニア式のエサレン®ボディワークをもとにして、こうした、スウェーデンのタッチケアのスタイルからも多くのことを取り入れさせていただいています。 スウェーデンで実践されている子どもどうしのタッチケアから、本格的な背中へのオイルトリートメントまで。痛みの軽減等にも、効果があることが紹介されていました。 ☆ もちろん、日本でのタッチケアの現場の紹介も。これも、何度もNHKで紹介されてきた映像で、タッチケアを日本社会に紹介したルーツのような映像ですね。あれは、確か、東日本大震災、2011年の秋ごろが始まりだったと思います。 オイルをつかったハンドトリートメントや、着衣のままでの背中へのタッチケアなど。 痛くて歩けなかった方が、痛みが緩和されて歩きやすく成ったり、認知症でイライラしていた人が、笑顔になったり。 タッチケアのリラクセーション効果と、痛みや不安やストレスを軽減する効果が、紹介されていました。 この構造をちょっと簡単に説明しますと、皮膚へのやさしい刺激による「心地よい」と脳が判断すると、自律神経系が調い、リラクセーション反応が起こります(それだけでも、血管が広がり、呼吸や心拍がゆっくりとなり、血圧がさがり、筋緊張が下がる等の効果があります)。 さらに、そのことで、脳内でオキシトシンが分泌されるのですが、この時、強い怖れや不安や痛みに反応する「偏桃体」をオキシトシンがおだやかになだめます。そのことで、不安・怖れ・ストレス・痛みの緩和がおこるという仕組みです。(これは、タッチケアの施術で非常によくおこることで、痛いところに触れていなくても、穏やかに背中に手をふれたり、ゆっくりとさすったりして、リラクセーションが誘発されると、オキシトシンが誘発され、自然と痛みが緩和することがあります。ポイントは、あんまりがんばりすぎないこと^^。施術者自身がリラックスしていないと、リラクセーションとオキシトシンの誘発は促されないので。楽な姿勢・グランディング・呼吸・マインドフルネスが大切なのはこのあたりですね^^) ☆ また、オキシトシン・スプレーでの実験も紹介されていました。 人工オキシトシンを嗅いだカップルと、そうではないカップルとを比較して、二人でディスカッションしてもらったところ、オキシトシンを嗅いだカップルのほうが、目をあわせる・身体にふれる・相手に理解を示す発言をする・・・等の行為が多かったとのこと。 平和と相互理解のためには、やっぱりオキシトシンが大切ですね^^。 ☆ 山口創先生による、丁寧な解説で、タッチケアについてのご紹介も。コロナの時期は、日本国内のほとんどのタッチケアの活動も、感染防止のためにお休みしているということもお伝えくださいました。これから、再開にむけて、注意深く、感染症対策を私達もしていかないといけないですね。 というわけで、この時期、もっともお勧めしたいもの。 それは、やっぱり、自分で自分にふれるセルフタッチング。 ここでは、山口先生の、誘導で、シンプルだけど奥深い、自分で自分にふれるタッチケアが紹介されていました。 1秒につき、5㎝位のゆっくりとしたストローク(なでる)で、全身をおだやかにふれていきます。 1セットを、3回ぐらいで、約10分。それで、オキシトシンの分泌が増えることがわかってきたということです! 山口創先生の、やさしい声の導きで、NHKのテレビでも、自分自身にふれるタッチケア(セルフタッチ)がご紹介されて、これは、本当に感動です。とても嬉しい朝となりました。私も、いままで、何度も、セルフタッチングを誘導してきましたが、受けてる人も、誘導している私も、とても、気持ちよく、穏やかな気持ちになれるのです。これは、やはりオキシトシンがやっぱり出てると思います。 自分で自分にふれても、オキシトシンがでることがわかっているのなら、もう、鬼に金棒ですね!人類は、コロナの時代を生き延びていくことができると、確信しました。 たとえ、直接触れ合うのが難しい時期でも、なんとか収束するまで、こうやって乗り越えていきましょう! そして、赤ちゃんの笑顔の動画を観ながら、セルフタッチングをおこなうと、さらに、オキシトシンがアップするそうです! なるほど!! 今回、山口先生からも、今回の番組について事前にご連絡をいただき、セルフタッチと今後のタッチケアの動向についてタッチケア支援センターからの意見も求めてくださいました。いつも、きめ細やかな心遣いに、ただただ感謝です。 日本中が、世界中がストレスと不安で苦しむ時だからこそ、もう一度、あためて大切にしたい、オキシトシンとタッチケア。様々な知恵をだしあって、こころとからだを癒しながら、この時代を乗り越えていきたいと、あらためて思いました。 2011年の東日本大震災の年に設立したNPO法人タッチケア支援センター。山口創先生との出会いも、そのころ。 その年にも、NHKが、タッチケアをとりあげてくださり、1つのブームとなりました。 災害でこころとからだが疲れて、おいつめられたときに、ごく自然と私達が必要とするもの。 それが、タッチの癒しであり、オキシトシンの効果なのでしょう。 タッチケア支援センターも、感染症対策をしながら、クラスを再開。少しずつ、施術も再開していきたいと思います。 とはいえ、現時点では、少人数制をとらせていただいているため、夏までの講座は、空席がございません。 秋からの新企画も準備中。広報まで、あと少しお待ちください。 また、先週ご好評をいただいた、セルフタッチングの講座も、ZOOMで開講しようと思います。(6月からの予定です!) 2011年の東日本大震災と、2020年の新型コロナウイルスの問題。 人々の生きづらさに、そっと寄り添い、成長していくタッチケア。 これからも、何卒、よろしくお願いいたします! NPO法人 タッチケア支援センター 代表理事 中川 れい子
by touchcaresupport
| 2020-06-03 22:08
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