ご報告 第五回関西タッチケアフォーラム タッチ~つながる力とその癒し~ご参加ありがとうございました!

第五回関西タッチケアフォーラム
タッチ~つながる力とその癒し『触れるケアの意味を探り、ケアとコミュ二ティの未来を見つめる』@尼崎総合文化センター、おかげ様で無事に終了いたしました!
参加者&スタッフをあわせて90名近い、施術やトリートメントにかかわる方、看護・介護にかかわる方、子育てや子供支援、心理セラピーにかかわる方等がお集まりくださり、タッチやふれあいの大切さをわかちあう温かな心でつながる輪が広がっていきました。

はじまりに、タッチケア支援センター代表の中川れい子からご挨拶。タッチケアをSIENCE & CARE & SOMATICS & COMMUNITYの4つの視点から眺めていくことと、IT情報革命後の通信形態の変化、デジタル化など新たなテクノロジーの進展と少子化・小家族化の進展から、人と人との自然なふれあいが減り、人が人を命のあたたかみある存在として直接に触れて実感する体験そのものが減りつつあることの問題を提言。テクノロジーの進展と、タッチやふれあいの大切さの教育は補完関係にあるということをお伝えしました。

そして、スタートはゲスト講師としてお迎えしました、地域医療に精力的にかかわってこられた、梁勝則先生療法人(社団林山朝日診療所)の講座。題して『「あなたが担当(家族)でよかった!」と感謝される魔法のスキルを学ぶ~ユマニチュード&バリデーション~を活用した認知症利用者&家族とのハイパーコミュニケーション術

映像や実習ワークを含めた、わかりやすい講習は、会場全体を熱気に包み込み、明日から、家族やクライアントさんに、すぐにでも実践していけるツールとして、私たちの背中を大きく支えてくれそうです。梁先生の日頃の患者様とのかかわりへの繊細な気づきと優しいまなざし、日本の医療や看護をよりよくしていきたいという先生の情熱が伝わってまいりました。まさに、タッチケア支援センターのテーマである「やさしくふれると世界は変わる」のメッセージが、いっきに愛の次元にまで高めていくきっかけとなりそうです。愛は伝播する、波のように、渦のように。おそらくこのフォーラムにご参加くださったほとんどの、おひとりおひとりの方のご周辺から、この渦がさらに広がっていくのでしょう。

フランス生まれのユマニチュードは、「見る・語りかける・触れる(&立つ)」を大切にする対人援助法の1つで、相手の方の尊厳を深め、信頼関係を深めていく、シンプルながらパワフルなメソッド。私たちは常々、触れること以上に、触れていく、あるいは触れさせていただくという信頼関係を築くそのプロセスこそが大切だと思うのですが、丁寧なかかわりの上でで触れていくことで、寄り添いのタッチのクオリティも倍増します。ある意味実際にお体に触れることができれば、ほぼ問題は解決へと向かっていってるとも言えます。ですから、ほんとうに「かかわり」はタッチケアにとって重要なテーマ。今日は、そこを再確認することができました。

午後の山口創先生(桜美林大学リベラルアーツ群教授 身体心理学者)からは「触れるケアの意味を探る~オキシトシンとユマニチュード~」というご講演をいただきました。今回で、三度目のお招きとなった山口創先生、タッチケア支援センターの特別顧問もお願いしております。最近の山口先生のご研究の、自閉症のお子さんをもつお母さんたちにユマニチュードを教えるという活動も一定の効果が出ているらしく、今後が期待されます。また、こころとからだのつながり、身体心理学の視点や、触れることによるオキシトシン効果(オキシトシンについては年々研究が進んでいて今回も新たな発見が!)、タッチよる痛みの緩和の効果のその背景、触覚や神経線維についてのお話等、タッチについての最新の研究をお伝えいただきました。こうしたタッチに対する理解も、触れていく私たちの背中を支えてくれます。今回も穏やかで優しさあふれる講座で私たちの理解を深めてくださいました。

最後の村川治彦先生(関西大学人間健康学部)のお話は、さらに学問的な視点と、体験的なワークの両方で、人間のからだ・身体観の変遷、そして、ソマティクスがどのように成り立ってきたのか、その中でのエサレン研究所の位置付け。客観的に対象化された身体(見られる身体)と、内側から体験される一人称の身体(感じるからだ=SOMA )の異なるという視点を深めました。この一人一人の内側から自らが感じる自分自身の「からだ」という観点も、人間の尊厳と尊重という意味で重要な観点であり、ともすれば、自分自身をあとまわしにしがちな対人援助にかかわる人々にとっても大切な視点かなぁと思います。

休み時間には、こころにやさしいタッチケアの「ハンドトリートメント無料ブース」が大好評で、50名近い皆様が受けてくださり、トリートメントブースの周辺はヒーリングエネルギーが広がり、空間全体に広がっていきました。
また、山口先生の新著「皮膚は心をもっていた!」「手の癒し」や、こころにやさしいタッチケアのルーツであるエサレン®ボディワークの世界初の解説本、鎌田麻莉さんの「心で触れるボディワーク」もあっというまに完売。皆様に読んでいただけるのはとてもうれしいです。

最後の30分は質疑応答とまとめのワーク。
あまりの情報量とエネルギーに30分ではまとまりきれませんが、参加者おひとりおひとりが、それぞれの皆様の現場で、そのやさしいタッチを届けてくださいますように!

懇親会でも、さらに深いお話が!タッチを通じて愛を届けることの意味や可能性が深まっていきました。

やさしく触れると世界は変わる。
やさしくかかわると世界は変わる。
まさに、今この瞬間から、身近な家族から、そして自分に対しても、スタートできること。
タッチやかかわりを通じて、よりよい世界を創り出す大きな一歩を踏み出す記念すべきフォーラムとなりました。

講師の先生方、ご来場の皆様、そして、フォーラム全体をお手伝いくださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました!
人と人とのふれあいの大切さを共有する、愛あふれる皆様がこうやってつながることができて、このフォーラムを開催した意義を感じました。
次回は、もっとご参加の皆様同士が交流できるような空間を創っていけたらなぁと思います。
やはり、フォーラムはいいものですね^^
時代が、ひとつ前に進みました。



              会場は地元尼崎の総合文化センター。大勢の方が集まってくださいました。
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最後の全体トークでは、全員の先生が演台に!(左から梁勝則先生、山口創先生、村川治彦先生と、中川れい子代表)
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会場では、こころにやさしいタッチケア体験ブースも。大勢の方が体験してくださいました。窓辺だったので光がいっぱいでした。やさしい癒しの空気が広がりました。
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関西タッチケアフォーラムには三度目の来訪。タッチ研究の第一人者、山口創先生。
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地域医療でご活躍の梁勝則先生。すぐに使えるコミュニケーション法はとても役に立ちました!
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最初に、少しだけ代表の中川がお話させていただきました。
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会場の壁に、デイサービスでの日々の高齢者の方へのタッチケア風景の写真を飾りました。

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by touchcaresupport | 2017-12-11 17:58 | 日々の活動

”やさしくふれると世界は変わる”をテーマに活動するNPO法人タッチケア支援センターの最新情報、メッセージ等をお伝えします。お問い合わせ等は、こちらのHPをご覧ください。http://touchcaresupport.com


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