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紫陽花がきれいな6月の初旬。 昨日と今日は連続で2か所、初めて行かせていただく出張講座。 大阪の自閉症スペクトラムの方の就労支援センターでの「タッチケア講座ー自分にふれる"セルフタッチング”」の講座でした。 いずれも、2時間あまりの講座。 途中休み時間もいれながら、タッチとは?タッチケアとは?皮膚と脳の関係。 なぜタッチは大切なのか?等のレクチャーもとりまぜたり。 そして、吐く息に意識を向けながら、からだの力を抜いていくリラクセーション法。 足の裏の感覚(足が床に触れている感覚)を味わったら、重力移動をしながらゆらゆら揺れてみたり。 リラクセ&セルフケアをしたあとに、いよいよ自分自身にふれるセルフケアタッチングへ。 触れながら、自分のからだを感じていく。 どこが気持ちがいいのか? どのように触れると心地よいのか? 冷たいところ、あたたかいところ。 なるべく、広く、からだ全体のつながりを触れながら感じていくこと。。。等。 また、頭部や脚を自分でマッサージしたりもしました。 痛いのが好きな人はいた気持ちよく。 痛くないのがいい人は、痛くないように、 自分と対話しながら、触れてもらうこと。 これから社会へと前向きになっていってる方達がほとんどだったせいか、熱心に講座に参加してもらえたように思います。 タッチケアの対象は①自分自身②家族③家族以外の他人。 そこをきっちりとわけていく。 すなわち、距離や関係性によって触れ方は異なるということ。 (この説明には、皆さん、とっても目を光らせてくださいました。おそらく、彼らはそこが敏感すぎて困難さを抱えているのではないでしょうか) 他者に触れたり、コミュニケーションをとったりするのは、これからゆっくりと。 まず、自分自身に触れて、コンタクトしていくこと。 それは、自分のからだとの対話。 からだの声に耳を傾けること。 こころとからだのつながり。 そんなことを、お伝えするようにしました。 そして、自分自身を感じ、触れる体験ワーク。 感じることは、すべてオッケイ。 一人一人、感じ方は異なり、それは、一瞬一瞬変化するということを大切にして、じっくりと体験していただきました。 大切なことは、その体験を振り返り、それを文章にして書いてみること。 この作業はとっても大切なんですよ~。 (本当は、お隣の友達と、それをわかちあうともっといいのだけど、今日は、自分自身のために書いてもらうことにとどめておきました) さて、御体験者のご感想の一部です。 「からだの力が抜けた」 (今までで、一番からだの力が抜けた!という人も) 「からだが、ぽかぽかとあったまった」 「からだの冷たいところに気が付いたので、そこに手をあててあたためてみた」 「眠くなった(あくびがでる)」 「血流がよくなった」 「特に頭のマッサージが気持ちがよかった」 「足首のあたりが気持ちがいい」 「呼吸法でこんなに変わるとは驚いた、これから緊張したら深呼吸してみたい」 「どこをどのように触れると心地よく、あるいは違和感を感じるのか、どの程度の圧が気持ちがいいのか等がわかって良い体験ができた」 「呼吸を深くして、ありのままの自分を大切にすることがわかった」 「全身が地面に吸い寄せられるような重力のようなものを深く感じられた」 「目を閉じると、自分のからだの内側までも実感できるような感じがあった」 「交感神経と副交感神経の関係が良くわかった」 「何も道具を使わず、自分一人でこんなに心地よくなれるなんて驚いた」 「寝る前にやってみようと思う」 もちろん、「何も感じなかった」とか、「頭以外はふれて気持ちのいいところはなかった」というご感想もありました。 それも、オッケイ。 とにかく2時間、しっかりと、自分自身のからだとこころと対話していただく時間をもてたこと。 ファシリテートする私自身、手探りでしたが、2日間、貴重な体験をさせていただけたこと感謝です。 ほんとうは、じっくりとかかわって、触れられる施術を体験してもらったり、ゆくゆくはご自身のほうからご家族にタッチケアを行っていったりするっようなワークもできたらと思いますが、まずは第一歩。 こういうワークって、まだまだ公教育では普及していません。 ソマティクス(somatics)教育。 上智大学では、新入生の一般教養にソマティクスが導入されたということです。 大学受験はうまくいったけど、こころとからだのバランスや、自分のこころとからだを大切にすることは、どこでも教えてもらえなくて、生きづらさを感じる若者はこれからも増えていくと思います。 私自身、長く大学受験産業に関わり、この問題は深く感じてきました。 また、この10年、ゲームやパソコン、携帯電話やスマホ、SNSなど、人が人のからだのぬくもりを直接実感してかかわることが圧倒的に減りつつあります。 こころとからだのバランスが崩れるのも当然。 まさに、タッチケア支援センターは、こうした未来社会の問題を憂いて、設立したのが当初の目的でした。 そして、それは未来のことではなくなっている、まさに、現代のテーマなのです! タッチケアを通じての、ソマティクス教育。 これからも、少しずつ探求し、伝えていけたらなぁと思います。 貴重な活動の場をいただけたこと、心から感謝です。 (中川玲子)
by touchcaresupport
| 2016-06-03 17:12
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