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6月27日~29日まで。被災地に直接赴いての、タッチケア支援活動を、岩手県花巻と、沿岸部の大槌町で、再び行いました。27日と29日は、花巻に暮らす被災者の方に。28日は、大槌町の安渡小学校の避難所で、ハンドのオイルトリートメントと、肩・背中のタッチケアの施術と、それに伴う傾聴等で、被災者の方の心と身体のケアをさせていただきました。心地よくリラックスする方。安心感から、体験を語り始める方・・・。少しは心の重荷を軽くしていただけたのなら・・・と思います。 今回も、前回と同じく、岩手県の支援ボランティア団体「ゆいっこ花巻」さんにお世話になりました。私達の担当は、深澤あかねさん。4才のお子さんをもつ、盛岡在住の支援ボランティアの30代の女性です。 前回の、大槌町行きを案内してくださった方で、その後、メールでこまめに現地での活動の報告や私自身の阪神淡路大震災の経験を踏まえての感想も、熱心に聞いてくださいます。とはいえ、あかねさんのきめ細やかな被災者の方達のサポートには、逆に頭が下がる思いでした。 4歳の息子さんのお母様でらっしゃることで、タッチケアにも、関心をもっていただきました。 そのあかねさんから、今後の仮設住宅支援活動について、阪神大震災当時の経験をシェアしてもらいたいという要請をあらかじめ受けており、交流会を企画してくださいました。会には、ゆいっこ花巻代表の高橋寛(岩手大学地域推進連携推進センター客員教授)と、松下政経塾から支援にこられてる内田直志さん、花巻在住の産婦人科医師斉藤さやか先生、そしてゆいっこ花巻支部の深沢あかねさん達が同席してくださり、私と、関西アロマセラピストフォーラム副理事の宮里文子さんの被災体験を熱心に耳を傾けてくださいました。 こちら、その時の交流会の様子です(2011年6月28日 神戸新聞) http://www.touchcaresupport.com/images/reiko-chan.jpg 新聞では、一方的に私達が助言したように記されていますが、実際には、私達自身、岩手県の皆様の独自の精神性に、非常に感銘を受けておりました。東には東の復興がある。阪神大震災を体験した者は、東日本大震災の被災者の方達の独自の方法を暖かく見守りながら、過去の体験をつたえていきたいと思いました。 今回も、宝塚のNPO法人、関西アロマセラピストフォーラムさんと合同での活動です。6月に発行した「こころにやさしいタッチケア」も、今回500部を持参しました。花巻、大槌町と配布し、残った分は、「ゆいっこ花巻」さんに御預けしました。少しずつ、いろんな方にお渡しできるかと思います。 今回から、私達の活動を、「こころにやさしいタッチケア ボランティアチーム」と名付けました。 私達のタッチケアは、ふれること+リラクセーション、傾聴、励まし、気づき・・・と、心へのサポートにもなるようです。ゆいっこさんたちにも、「皆さんがタッチケアをすると、普段では見られないぐらい、被災者の方が、よくご自身のことを語ってくれる・・・」と言っていただきました。 ふれることで、無意識レベルでの信頼関係がもたらされるのだと思います。私達自身も、手探りですが、前回と今回とで、こうしたタッチケアによる被災地支援の骨組みが、見えてきたように思いました。 施術のスタイルは、たいてい座位で。椅子があるときは椅子を使い、畳の場合は座布団に座っていただきました。まずは、ハンドをじっくりとアロママッサージ。呼吸にあわせたゆっくりとしたストロークが、安心・安全を感じていただき、おのずと、体験をわかちあうように・・・。 被災者の方の体験は、やはり、壮絶なものでした。 御一人御一人の体験に、心から敬意を払うとともに、そこを生き延びてこられた生命力の豊かさに感動します。私には、御一人御一人が、ヒーロー/ヒロインに感じました。しかし、その方達が、これからも避難所そして仮設住宅へと移住し、これからも困難で不自由な生活を余儀なくされます。 阪神大震災の時も、問題となりましたが、せっかく震災で助かった命を、仮設住宅の閉ざされた空間で、ひっそりと落としてしまわれる方達が大勢おられました。 仮設住宅の、孤独死の問題・・・。 このことは、ぜひとも阪神大震災の闇の教訓としてしっかりと東北にお伝えしたいと思います。 写真上は、大槌町安渡小学校グランドに建設中の仮設住宅。施工は地元の工務店で木造住宅です。 写真下は、ゆいっこさんの物資倉庫内でおこなわれたハンドマッサージ施術。この時、受けておられる方は、ゆいっこのボランティアの方です。
by touchcaresupport
| 2011-07-01 22:59
| 震災支援活動
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