2016年度、ご感想 こころにやさしい全身のオイルトリートメント講座全12回

2016年1月から半年間開講しました、こころにやさしい全身のオイルトリートメント講座全12回。
最終回が終了した後の受講生のご感想をまとめました。下記、一部掲載させていただきます。
半年間の、お一人お一人のご自身への取り組みの豊かさが、このクラスを素晴らしいものにしてくださいました。これからの皆さんの旅路を心から応援します。

次回は、2017年2月から開講です。
http://touchcare.exblog.jp/26198694/

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*自分が整っていない状態でクライアントに触れることをしたくない、できないと漠然と感じていたときにこの講座を知り申し込みました。心の調え方というものを、どのように身に着けたらいいのかがわかりませんでしたが、この講座が終わるころには、グランディング&センタリングの方法を身に着け、さらには、天と地のエネルギーさえもお借りして、施術に臨むということまで、身に着けることができてしまっていたことに、自分でも驚いています。

*「タッチ」の凄さは、本を読むだけではわからないのが当たり前だと思っていましたが、実際に「タッチ」のもたらす影響・目に見えない可能性までも実感できたことは、私にとって大きな学びでした。

*ボディワークの「統合」の意味を、そもそも全く知らずに参加しました。統合ーひとつのものにつなぎ合わせること、バラバラに感じるものをひとつにまとめあげること。このことを、最後の最後でやっと理解できたような気がします。自分のひとつひとつの部分が、大きなひとつのまとまりとなり、そして、自分の身と心も、今のこの状態で完璧である、という感覚を、自分の身体で味わえたことから、やっと腑に落ちた気がします。

*講座の途中では、みんなそれぞれが、不安や恐怖を経験し、自分を見つめ、自分の心の中で起こっていることを寄り添ってくれる仲間とシェアができ、自分自身でかみ砕くことで、新たな自分を発見するという気づきを何回も経て、自分を向き合えたということが、これから人と身体に向き合っていくということに、大きな自信につながったと思います。

*最後の交換セッションでは、今までで一番落ち着いてマッサージができたことが嬉しかったです。もっと練習をして、相手と自分の内側を感じながらマッサージができるようになりたいと強く思いました。この半年の間で、自分が成長を、少しだけでもできたように思います。楽しい半年でした。ありがとうございました。

*ハート(胸部)のワークをしたときが、特に印象的でした。そのあたりから、前よりも少し感じやすくなっていきました。いつもクラスでおこなう瞑想がとても心地よく感じられました。

*「やさしくふれると世界は変わる」の言葉どおり、玲子さんと出会い、タッチケアを知り、タッチケアに関わる方々と出会い、私の中の世界も、少しずつ変わっていきました。ロングストロークをはじめ、ボディワークを学ぶ中で、からだとこころとのつながり、自分のからだと心への意識が深まり、相手を変えようとしない、互いにありのまま、共に「今・ここ」にあることを感じ、そして、ぬくもり・いのちを感じ、その時その時に生まれる新しいものを共有しあえること、、、ほんとうに、かけがえのない時間でした。

*シェアをしていると、講座が進むにつれ、参加者のそれぞれの方の自身におこる状況や変化にも共時性があったりして、とても興味深い現象でした。私自身は、自分の怖れや不安と向き合わなければいけないことが多かったのですが、玲子さんをはじめ、参加者の方に支えてもらい、たくさんの気づきをいただきながら、半年を過ぎさせていただきました。

*強く印象に残っていることの1つは、玲子さんがYさんにデモセッションをされている時間があり、それを観たときに、こんなにもやさしさがあふれているセッションがあるものなんだ、、、どちらか一方が施しているのではなく、お互いの身体が同じように揺れたり、動いたり、二人の空間でダンスしているようにも見えて、すごく心に残っています。

*講座が終わってしばらく経過した今、日本で、世界で日々、いろんなことが起こる中で、世界中の人々が幸せになるとか、戦争がなくなるとか、リアルに想像できなかったけれど、タッチケアが1つのリアルな方法としてあるんだということを感じています。




ご感想ありがとうございました!
# by touchcaresupport | 2016-10-03 17:19 | 講座のご案内

追悼、黒田裕子さん ~神戸フォーラム2016に参加して~

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9月24、25日は、日本ホスピス在宅研究会主催の「黒田裕子記念、神戸フォーラム2016」に参加するために、ポートアイランドへ。http://kurodakinen.okoshi-yasu.net/
大会長が、第二回関西タッチケアフォーラムでお招きした長尾クリニック院長の長尾和宏先生(私の父の在宅医療でも大変お世話になった先生です)であったことや、宮城県気仙沼の面瀬仮設住宅での活動でお世話になった災害ナースの黒田裕子さんの追悼イベントでもあったことで、今回はぜひとも参加しようと思い早々に申し込んでおりましたが、とてもいい勉強となりました。

会場には、在宅ホスピス医療にかかわる、医師、看護師、介護士の方をはじめ、セラピスト仲間も数名参加してくれていました。2年前に旅立った父の在宅介護をサポートしてくださった、長尾クリニックのケアマネさんや看護師さんともうれしい再会も(偶然、その同じ日に私以外の家族が父のお墓参りに行っていたのをあとで知り、にやりと笑ってしまいました^^) また、いつもタッチケアボランティアでお世話になっている喜楽苑の皆さまや、昨年、ニューロタッチセラピー講座の施術モデルで利用者さんとご一緒に駆けつけてくださった大阪の施設長さんとも再会。介護や看護、在宅医療やホスピス、スピリチュアルケアにかかわる、まさに「現場」にかかわる医療・福祉関係の皆さまの大集合の大会でした。

分科会、学習会、講演会も目移りするような内容でしたが、学んだことのほとんどすべてが、「こころにやさしいタッチケア」の実践と講習の在り方に直結する内容でした。

様々な分科会がありましたが、1日目に私が選んで参加したクラスの1日目は、岐阜県の円空仏で有名な千光寺のご住職、大下大圓先生の「臨床瞑想法」。3年前の東京国立博物館での「千光寺の円空仏展」を観て以来、ずっとお会いしたいと願っていた和尚様の瞑想教室。これが実にわかりやすく、よく整理されていて、「瞑想」が人々の心身の健康のサポートとして医療の現場に定着しつつある時代に突入していることを再確認。「ゆるめる瞑想」「みつめる瞑想」「たかめる瞑想」「ゆだねる瞑想」という説明は、とてもわかりやすく、瞑想の中にある「癒し」「気づき」「目覚め」の要素が、脳科学とともに解説していただきました。タッチケアの実践でも、施術者のグランディング&センタリングのため、瞑想はとても大切。ただ、やはり、参加者の方にとっては敷居が高いものに見えます。この「臨床瞑想法」ならば、もっと親しみやすくお伝えできるのではないでしょうか。15年程前、瞑想リトリートがあまりにも自分のためになるので、何度も参加していたのですが、その時の師が、Meditation is medicine と語っておられましたが、ほんとその通りだと思います。


2日目の午前中は、高齢者医療のご専門の医師の梁勝則先生による「ユマニデーション」
これは、今話題の、介護や看護のかかわり技法である、フランスの「ユマニチュード」と、アメリカの「バリデーション」の2つを混ぜ合わせた造語だそうです。
この2つを一度に学べるお得な3時間。
梁先生のクラスの運び方がとっても楽しく、体験ワークを交えて、認知症の方へのかかわりのポイントを伝えていただきました。
アイコンタクトや笑顔、非言語的コミュニケーション、位置やポジショニングの大切さ、フィードバックなど、こうしたことは、タッチケア講座でも大切にする内容ですが、こうやって、あらためてしっかり学ぶと、「こころにやさしいタッチケア講座」の指導法に一本筋が入ります!(←ぶれない自分を発見!) 新しい気づきもいっぱいいただきました。さっそく実践してみましょう。
そして、ケアの現場の方たちのプロ意識の高さからも、大いなる刺激をいただきました。

いつも思うのですが、触れることのケア法で大切なことは
1、自分自身を調えること(セルフケア 一人称の身体学)
2、人とのかかわりやアプローチ法
3、皮膚や脳神経へのかかわりなどのタッチに関するサイエンスの側面
4、実際に触れていくための癒しの技法
の4本柱。そのもっとも大切なのは①と②
その2つをこれらの講座で再確認できたように思いました。

お昼は、ランチョンセミナー。
災害ナースとして知られる黒田裕子さんの追悼。
司会は大会長の長尾和弘先生。
昨年放映されていたNHKのドキュメンタリーの映像と、黒田裕子さんをよくご存じの方のお話を伺いました。

阪神淡路大震災のときに立ち上がった災害ナースとして有名な黒田さん。
あの当時、千や2千戸と立ち並んだ、埋め立て地や山間部に建てられた巨大仮設住宅群。
ようやく避難所から一戸建てにと安心したのもつかのま、、、どこまでも無機的に夥しく並ぶ阪神間の巨大仮設住宅住居群に、どれほど多くの方が荒涼とした無力感にさいなまれたことか。。。そして、連続する孤独死と、震災関連死。。。
黒田裕子先生は、その仮設住宅を一件一件回る!ということを真摯に実践された方で、その精神を後のちの災害復興支援の在り方に伝えていった方でもあります。
それが、どれほど大変なことであるのか、、、。NPOなどの組織や助成金等の支援機構がまだない時代です。資金ぐりも本当に大変だったと思います。
阪神淡路大震災の当時、私はまだ30歳をすぎたばかりの一兵卒の現地ボランティアの一人でしたが、復興支援対策の先例のない時代に、突き動かされるかのように命を削りながら駆け抜けていった私よりも10歳、20歳年上の方たちのことを、今でもよく思い出します。
残念ながら、阪神淡路大震災のときは、結局黒田さんにお会いすることはありませんでしたが、時が流れて東日本大震災の時に、ご縁をいただくことができました。

タッチケア支援センターが宮城県気仙沼に、尼崎のNPO団体でバスを借りて被災地に訪れるツアーに参加させていただいときのこと。偶然、行かせていただいた仮設住宅が、気仙沼の面瀬仮設住宅の集会場で、黒田裕子さんが震災直後、避難所の時からずっと支援されてきた地域です。仮設住宅となってからも、黒田さんをはじめ看護師さんやボランティアの方が常駐し、とても清潔で明るく、お年寄りも小さなお子さんも一緒に集える場として、大切に守られている空間でした。
阪神淡路時代の仮設住宅を知っている私としては、(もちろん個々人の皆さまには計り知れない大変な思いや現実をお持ちであったでしょうが)、面瀬の仮設住宅は、奇跡のように素晴らしく、そして温かな空間でした。黒田裕子さんをはじめ、大勢の方が心をこめてサポートされたのがよく伝わってまいりました。私達は、そこで足湯とハンドトリートメントと傾聴のボランティアをさせていただいたのですが、事前に広報していただいたお陰で大勢の住民の方に体験していただくことができました。その時の活動報告はこちらです。
http://touchcare.exblog.jp/18881674/

タッチケア支援センターがスタートしてまだ1年目。そして、この時のボランティアに参加した方のほとんどは、タッチケア基礎講座を修了してまだ間のない方がばかり。。。無謀といえば無謀だったのですが、やはり予想どおり^^。この時、黒田裕子さんから、稲妻のような非常に厳しいご指摘をいただいたのですが、思えば、黒田さんからあれほど真摯に伝えていただけたことは、私達にとって計り知れないほどのGIFTであったのでしょう。

あの瞬間、私達にとって黒田さんは「伝説の偉人」から、終生忘れ得ないかけがえのない方となられました。 その後、神戸で数回お会いできましたが、その時は本当にお優しくて、、、。おそらく、もう、時間がないから、しっかりと伝えていきたい、、、という思いでらしたのでしょう。
タッチケアのボランティアをしているときに陥りやすい、「良いことをしているという自己満足」、「気持ちがいいと言われてることの恍惚感」 そんな、施術者側、あるいはボランティア側だけが輝いてしまうような活動になってしまっては絶対にいけない。利用者さんが輝くことを第一義にする。このことは、現在のタッチケア基礎講座でしっかりと伝えていこうと心がけています。

そして利用者さんと日常的に共にいる常駐の支援者の方やその空間を尊重すること。また、当然ながら衛生面や安全性についてもしっかりと責任を持つことなども、タッチケア支援センター1年目に黒田裕子さんからいただいた、大切な教えです。



今回の「神戸フォーラム」では、黒田裕子さんが末期がんで亡くなる直前のご自身の映像をNHKが撮影したドキュメンタリーのダイジェスト版が流れていました。放映のときももちろん拝見し、今も録画しておりますが、その時の黒田さんが、「死ぬのは怖くはない、、、ただ、時間がない、、」とつぶやいておられたのが、今回も心を打ちます。

そして、黒田さんが最後の最後まで唱えておられた大切なメッセージを3つ。
伝えていただきました。

1、最後の一人まであきらめない。見捨てない。
2、現場に真実がある。実践の中に真実がある。
3、福祉避難所の充実。


黒田さんの足元にもおよびませんが、阪神淡路大震災の時の避難所や仮設住宅、テント村で体験したことを思い返すと、このお言葉が、どれほどに重要であり、そして、難しいことであるのかを実感します。

追悼式でのダイジェスト版ではありませんでしたが、NHKの番組では、末期ガンで西宮の病院で入院されている黒田さんが、兵庫県知事をベッドサイドにお招きして、テレビの中で、「福祉避難所の充実」を陳情されているお姿も胸をうちました。(そして、今年の熊本大地震。いまなお、福祉避難所のことが問題となっていますが・・・) 

黒田裕子さんの全身全霊を撃ち込まれた活動は、その後の被災地の支援の在り方を大きく変えていき、医療・看護・介護、ボランティア活動、、、さらには、行政や社会をも変えていったこと。
そして、そのスピリットが大勢のケアの現場の方達のハートを開き、受け継がれていっていること。。。

今回の神戸フォーラムは、ちょうど黒田裕子さんの三回忌。
神戸の空の上で、大きな大きな星となられて、そして、これからも、ケアの現場を見守り続けていかれるのでしょう。ほんとうに、なんて大きな星でらっしゃるのでしょうか。。。

ほんの一瞬だけですが、この地上でお会いできたことに感謝です。
星空の彼方でもお忙しくされておられるかもしれませんが、どうか、ゆっくりとお休みください。


(文責 中川玲子)
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大会長、長尾和宏先生が黒田裕子先生の思い出話を語ってくださりました。


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黒田裕子さん、追悼コーナー


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梁勝則先生と、大下大圓先生。そして、アロマセラピストの穴田美緒さんと、板谷奈鳳さん。
# by touchcaresupport | 2016-09-27 12:57 | 代表雑感

コーマワークからの学び / なぜ、タッチケア支援センターは、コーマワークを学ぶのか?

昨年に続いて2度目の開講となりました、佐野浩子先生(臨床心理士、日本プロセスワークセンター所長)のコーマワーク講習会。私達のタッチケアにぜひコーマワークからの学びを取り入れたいと願い、プロセスワークの創始者であるアーノルド&エイミー・ミンデル夫妻のワークショップで出会った、日本のコーマワークの第一人者である佐野さんをお招きしたのが昨年の夏。今回で、二度目の開講です。佐野先生のわかりやすい解説と、臨床経験、そして、体験的なワークをまじえての内容で、毎年、すごく深まったと大人気の講座です。そして、二度目の開講を経て、このコーマワークからの学びを、「こころにやさしいタッチケア」のエッセンスの1つとして融け込ませていただきたいとあらためて実感しました。

コーマワークは、コーマ(COMA;昏睡状態)の方の、ごく微細なフィードバックに対して丁寧な「気づき」を向ける手法で、通常はきわめて困難とされている昏睡状態の方とのコミュニケーションの回路が開けることがあるということです。これは、アーノルド&エイミー・ミンデル夫妻によって開発されたプロセスワークにもとづく臨床的なアプローチの1つで、「ものごとの自然な流れ(プロセス)」に取り組み(ワークし)、起こるべき変化が何かしらの理由で滞っていたら、「全体」にとってよりよい変化が起こるようにサポートする実践的アプローチに基づくものです。

今回のクラスは11名。タッチケアを学ぶ方、鍼灸師さん、僧侶、臨床心理士、スピリチュアルケアを学ぶ方、そしてコーマワークの土台となるプロセスワークを学ぶ方が集まり、アマナスペースは満杯状態。
今回のクラスでは、初日を「プロセスワーク入門」についてしっかり学びました。創始者のアーノルド・ミンデル博士はユング派の心理療法家で、現在プロセスワークは世界十数か国に研究所があり心理療法のみならず、様々な分野で展開されています。
ミンデル博士の言葉に、

 人間の中にあるやっかいな部分を、
 ただ追い払おうとするのではなく、
 それが表現され、ほんとうに開かれ、
 意識的にきちんと認められる時、
 もっとも大きな変化が起こるのです。

とあるように、プロセスワークでは、
「起こっていることは、すべて意味がある」
と、一見、間違っているように見えるのも、
その文脈を十分に理解していないのにすぎないのでは?
。。。という開かれた態度が大切になるとのことです。

この「すべてはプロセスである」という考えは、「こころにやさしいタッチケア」の基盤の1つでもあるエサレン®ボディワークにも、大きな影響を与えました。というのは、エサレン研究所の創立者の1人、ディック・プライスが80年代、突然の事故で亡くなったとき、ミンデル博士が招かれて長期ワークショップを行い(「後ろ向きに馬に乗る」)、失意と絶望にくれるエサレン研究所の人々の精神的にささえたということで、ミンデル博士はエサレンの中興の祖だという声もあります。


プロセスワークにおいて注目すべきことの1つは、身体症状と「夢」を扱うところ。
そもそも、ユング派の分析心理学は「夢」を重要視しますが、プロセスワークでは、夢に加えて、「身体症状や動き」にも注目します。
「夢は身体症状を反映し、身体症状は夢を反映する」、、、すなわち、身体に触れることは、その方の「ドリームボディ(夢の身体)」に触れていくことにつながるということ。

これは、昏睡状態のみならず、なんらかの意識障害や、認知症の方、あるいは、言語的コミュニケーションの難しい方、、、あるいは、リラックスをして「寝ているのか起きているのか、、微妙な意識の状態」の方へのタッチケア、いえ、すべての人の「からだ」に触れるワークにおいて、とても大切な概念ではないかと。。。。「からだ」を無意識の領域として語ることもありますが、実際には、完全な無意識ではなく、意識と無意識を行ったり来たりする、文字通り、ドリーミーな領域だといえるでしょう。

このことは、同時に、施術者側の意識もまた、こうした意識ー夢ー無意識といったゆるやかな領域に対して、100%でなくても自分自身が開かれている必要があるので、ある程度の理解が必要となります。
そうした領域をプロセスワークでは

 同意された現実 : 多くの人が「現実だ」と合意するレベル、社会的な役割など
 ドリームランド : 感情や身体感覚、夢など、主観的な体験で他者と共有しにくい。ロールなど。
 エッセンス : 形になる前のこんとんとしたエネルギー、源泉、本当の願い、最初の衝動

というふうに分類します。
施術の安全を守ったり、周囲との協調や倫理性を守るために「同意された現実」はもちろん大切です。が、同時に、どこか緩やかで、クライアントさんの身体の中の夢と共鳴するような、ドリーミーな意識状態をキープするのが大切。 こういう状態を両方保つのは、少し上級編かもしれませんが、グランディングとセンタリングと、そして、自分自身のセルフリラクセーション(こうした営みを、プロセスワークはさらに広い意味あいで「インナーワーク」とよぶようです)を大切にすることで生まれてきて、そして、相手の方のからだというドリームランドとの共鳴(チューニング)がよりスムーズに進むかなぁと思います。

さらに、そうしたインナーワークが深まることでエッセンスの領域へと深まり、そこで、タッチを通じて「私という存在と、あなたという存在が本当に出会うフィールド」で触れ合うことができるのではないかなぁと想像しています。そういう意味で、タッチケアやボディワークを学ぶ人には、プロセスワークが学ぶことをお勧めしたいと思います。

今回のクラスでは、初日を特に「コーマワークを通じてのプロセスワーク入門」としましたので、このプロセスワークそのものを学ばせていただける時間が十分にありました。

一次プロセス、二次プロセス、エッジ等の専門的な言葉は、最初は理解するのが難しいですが、慣れてくると、今起こっている状況をより広い視野で眺めることができ、目に見える事象に隠れているものへの理解が深まりました。「コーマワーク」に進む以前に、こうした考え方はとても大切だなぁと思います。

それは、すべてのことには意味があり、全体性を生きるよう、プロセスを完了するために進んでいるという観点をもつことで、コーマ(昏睡)や、麻痺、拘縮、あるいは、ガン等の身体症状、人間関係や家族関係の問題に広く、そして、深くかかわり、寄り添うことができるのでしょう。

さて、2日目はいよいよ「コーマワークの実際」
前回と同じように、実際に自分自身が横たわり、「コーマ」状態を体験します。身動きがとれず、言葉を発せず、他者とコミュニケーションをとれない状態で、他人が関わり、触れていくことが、どういうことであるのか、、、ということを、リアルに体験します。

セラピスト側は、呼吸、とくに吐く息とともに、相手に語ること。雰囲気、ムード、座る位置、コミュニケーションをとりながら、ゆっくりと、穏やかに触れていくことなどを体験します。
こうした、触れ方等の技術以前の、かかわりのアプローチを、プロセスワークでは「メタスキル」と呼びます。
タッチケア支援センターの講座でも、触れるテクニック以前の大切にしたいのですが、この「メタスキル」という概念をもっと深めると、理解しやすいかもしれません。

やはり、時々、「コーマ」状態を体験してみて、普段うっかり忘れてしまっていることは大切だなぁと思いました。

午後は、様々な触れ方の実践。
やはり、触れ合うことで、皆さん、楽しみが増しますね!

最後に、佐野先生の師匠で、現在海外のコーマワークの展開をミンデル博士から任されている、ゲイリー先生が、アメリカで交通事故にあい、コーマ状態であった青年への実際の「コーマワーク」での様子を伝えた貴重なビデオを見せてくださいました。

佐野先生自身も、現在急性期の病院で、臨床心理士として、コーマワークを患者さんたちに実践されているので、多くの臨床上での事例を伺うことができました。


こうしたコーマワークからの学びを、日本の緩和ケアや、医療環境下のタッチケア、あるいは、認知症の方へのケアに活かしていけるのだなlと今回も、実感しました。

私達も、日々の実践や、ボランティア活動に、どんどん生かしていきたいと思います。

佐野先生、今年もありがとうございました!
また、素晴らしいクリエイティブな空間を共に創り上げてくださった、参加者の皆さま、ありがとうございます!

来年も、ぜひ、コーマワークを開催したいと思います!


(佐野先生の、プロセスワーク入門講座が、関西で1月14、5日に開催されます)


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# by touchcaresupport | 2016-09-19 14:10 | 日々の活動

第二回 肩こりの緩和に取り組むオイルトリートメント上級講座

2016年 12月16 日(土)&17日(日)
オイルトリートメント上級講座
~第二回 肩こりの緩和に取り組む集中講座~

2015年からタッチケア支援センターでは、エサレン®ボディワークのスタイルに基づいた、ゆったりとした全身のオイルトリートメントを習得する講座もスタートしました。
半年間78時間のコースでは、その基本を学びます。

今回は、さらに上級編としまして、より実践的で専門的な内容をお届けいたします。
テーマは、”オイルトリートメントで、肩こりの緩和に取り組む様々な方法”
とにかく、受け手の方の最も多い要望で、講師の私自身ずっと取り組んできたテーマです。
オイルトリートメント特有のアプローチ法を、心・筋肉・神経の側面から総合的に、
2日にわけて、お届けいたします。
ぜひご参加ください(参加資格は下記をご覧ください)

1日目(12月16日): からだの構造と肩こりの理解(心理・神経・筋肉的な理解)
          背面、肩甲骨周辺へのアプローチ
          ロングストロークと深層筋へのアプローチの統合  
          前腕部や、からだの様々な部位を使ってのマッサージの手技

2日目(12月17日) 胸・腕・首、からだの前面へのアプローチ
          肩関節のムーブメントと、立体的なアプローチ。
          胸(ハート、呼吸)を開く。
          こりをほぐす深層筋への細部テクニックと、全体への統合。

日時 2016年12 月16(土)&17日(日) 10時~17時30分
場所 アマナスペース(兵庫県尼崎市、JR神戸線「立花駅」徒歩7分(大阪駅より3駅目)
    http://www.amanaspace.com/access.html
定員 8名
講師 中川玲子(NPO法人タッチケア支援センター代表 エサレン®ボディワーク施術者(施術歴16年)
    http://www.amanaspace.com/profile.html#1
講座料金 1日13000円 2日参加の場合25000円 (テキスト・教材こみ)
     (初日のみの参加は可能です。再受講割引、2日で15000円(1日のみは8000円)
持ち物 フラットなシーツ、大判のバスタオル、同じサイズのバスタオル2枚(足まくら用) フェイスタオル2枚
動きやすい服装 筆記用具

<参加資格>
こころにやさしいタッチケア中級講座修了生
中川玲子主催のタッチ&ヒーリング連続講座に参加経験のある方
エサレン®ボディワーク認定プラクティショナー
アロマ等のオイルトリートメント施術歴3年以上で、タッチケア支援センターかエサレン関連の講座に参加経験のある方。

<講座で取り組む着眼点>

*現代人はパソコンや携帯電話、その他様々なストレスにより、慢性的な肩や首、背中の凝りや不調を訴えるクライアントさんが非常に多く、オイルトリートメントの施術者として、そのニーズにどのように対応していくかを、下記の観点から多角的に取り組み、その実践的な解決法(揉み返しがなく、深部からの凝りをほぐし、効果の持続性も高い方法)をご提案します。
① オイルトリートメント独特のリラクセーション効果
② 全身のつながりへの注目(身体的・エネルギー的な)
③ 心理的な諸問題と、安全性・コミュニケーション力の力。
③ リンパや血流等の循環
④ からだの声、からだの重みとの対話
⑤ 肩関節へのアプローチ
⑥ 筋肉へのアプローチ ~筋・筋膜リリースやトリガーポイントという観点~

お申込みフォーム(タイトルに、講座日程(初日)を必ずご記入ください)
http://www.touchcaresupport.com/ws_form.php

*1日のみか、2日間かを、ご記載ください。
*このフォームからの返信が2日以上ない場合は、下記に直接お問い合わせください。
メール:info@touchcaresupport.com
電話:0649679839
# by touchcaresupport | 2016-09-16 16:35 | 講座のご案内

第三回こころにやさしい全身のオイルトリートメント12回講座

本格的な全身のオイルトリートメントを習得し&自立したタッチケアセラピストを目指す
「こころにやさしいタッチケア中級講座)」  半年78時間(2017年2月~7月)

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米国カリフォルニア州のエサレン®ボディワークをもとにした、深いレベルでのリラクセーションを心身の統合と癒しともに届ける、本格的な全身のオイルトリートメントの連続講座です。
クライアントさんにとって本当に心地の良い施術を届けるためには、施術者自身の心身への気づきや、からだの使い方や動きが重要です。
ソマティクス理論と体験ワークをもとに、施術者自身の内側からの気づきと成長を促し、より自立したセラピストとして一生を活用できる大切な理論と技術、そしてワークを習得し、単なるマッサージを超えたホリスティックなヒーリングワークとしての全身のオイルトリートメントを学んでください。
一人一人に丁寧にかかわる少人数制。
受講生のタッチを受けてのフィードバック実習。
コースを通じて、セラピストとして大切な心身のあり方への気づきを深めます。

                     

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★講座詳細★

【講習日時】
2017年2 月25 日(土)&26 日(日)、3月25 日(土)&27日(日)、4月15 日(土)&16日(日)、5月28日(土)&29日(日)、6月17日(土)&18日(日) 7月8日(土)&9日(日)
【講習時間】 10時から17時30分
【定員】  6名(最大8名 最小催行人数4名)
【講習費用】   
12回分、一括全納→155000円(お申込み金:25000円)
1か月28000円(2日分)ずつの分割も可能です。
*再受講割引 1日7500円(2日で15000円)*定員となった場合は、初めての方のご参加を優先とさせていただきます。
*一括・分割にかかわらず全コース参加が原則です。

【受講資格】
こころにやさしいタッチケア講座、タッチ&ヒーリング講座、エサレン®ボディワーク関連WS受講「経験者」(1日だけでも可能です)
他の手技の施術を学ばれた方、あるいは、実践中の方もご参加いただけますので、ご相談ください。
(エサレン®ボディワークの施術を1回以上受けてから、ご参加ください)
【講習会場】
タッチケア支援センター事務所:AMANA SPACE (自然素材の空間です)
兵庫県尼崎市、JR立花駅(JR神戸線、大阪より3駅目)
http://www.amanaspace.com/access.html
(遠方の方、宿泊ご相談ください)
【持ち物】   
フラットなシーツ(ゴムの入っていないもの)1枚、
大判のタオル1枚(上にかけるもの、シーツやサロンなどの布でも可)
足まくら用の同じサイズのバスタオル2枚
フェイスタオル2枚
動きやすい服装(着替え可能)
筆記用具
【主任講師】
中川れい子 
NPO法人タッチケア支援センター 代表理事
米国カリフォルニア州、エサレン®ボディワーク認定プラクティショナー(1999年より)
ボディワーク&オイルトリートメント施術歴17年
女性のためのこころとからだのセラピールーム アマナスペース主催
http://www.amanaspace.com/profile.html


【お申込み&お問い合わせ】
講座のお申込みは、こちらのフォームが便利です。
http://www.touchcaresupport.com/ws_form.php
 (開催の初日の日付を必ずご記載のうえ、「こころにやさしいタッチケア中級講座」か「全身のオイルトリートメント12回コース」とご記載ください。
上記のフォームがうまく起動しない場合は、info@touchcaresupport.com にお問い合わせください。
電話は0649679839
【主催】     
特定非営利活動法人 タッチケア支援センター ~やさしくふれると世界は変わる~
http://touchcaresupport.com/

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★講習スケジュール (進行状況から、変更することがあります)★

【パート1】 全身のオイルトリートメントの基本と施術への意図
2月25 日(土)  
グランディングとセンタリング、ホリスティックな身体観の育成と背面への全身のロングストローク
2月26日(日)  
ストレスの緩和とリラクセーションの促進への取り組み
肩・背中のコリの緩和を促すオイルトリートメントの基本 受講生全員の方のロングストロークのフィードバック。

【パート2】 着衣での全身へのタッチケアの習得
3月25日(土)  
施術の基本、セラピストの心身のありかた、セッティング法  基本のタッチ、圧、ゆらし等
3月26日(日)  
関係性と空間への理解  エネルギーボディの理解、
対人援助に役立つ、gentle touchを極める

【パート3】 筋骨格系に働きかける①(骨・筋肉・関節への取り組みと深層筋への関わり)
4月15日(土)  
背面の足への取り組みと臀部 
4月16日(日)  
前面の足への取り組み

【パート4】 筋骨格系に働きかける②(肩甲骨・ハート・呼吸、部分とバランスの統合)
5月27日(土)  
背面、肩・肩甲骨・腕への深部アプローチ。全身のワークの『統合
5月28日(日)  
前面、胸から腕へのワーク 肩こりの改善に取り組む

【パート5】 からだとこころのつながりを考察する、腹部・首・頭部
6月17日(土)  
腹部の理解 脚から腹へ (腹と心理的な諸問題への考察)
6月18日(日)  
前面の統合 首と頭部、顔へのワーク 前面のワークの統合

【パート6】 全身の統合、セッションの完成  
7月8日(土) 
チャクラやエネルギーフィールドの理解。
全身のフルセッションのデモと、交換セッション
7月9日(日) 
質疑応答、問診の方法、施術・開業の心得と注意点 
全身のフルセッション

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<こころにやさしい”全身のオイルトリートメント講座”の特徴>
★内容★
この講座は、タッチケア支援センター代表の中川れい子が、2003年から開講してきた全身のオイルトリートメント講座「タッチ&ヒーリング」がベースで、「こころにやさしいタッチケア」の源流となるものです。
ゆったりとした、波のリズムのロングストロークや、あるがままへの敬意、呼吸や重力バランスへの注目など、エサレン®ボディワークの全身オイルトリートメントの手法や教育法を、日本の風土や文化、日本人の体質にあう形で開発してきました。2015年より、「こころにやさしいタッチケア中級講座」として、本格的なリラクセーション・ボディワーク&全身のオイルトリートメントの施術法を伝える講座に生まれ変わりました。

★施術の目的★
現代人に特有のストレスを軽減し、筋骨格系のバランスを整え、循環を促し、ホルモンバランスを調えます。
深い安心感、心地よさとともに、自分自身への「気づき」を深め、心身の成長、自己受容・自己尊重、そして、つながる力をサポートします。

★自立した施術者を育むソマティクス&ホリスティック教育★
技術や身体構造(基本の解剖学)の座学と体験学習と同時に、全身への施術を通じて、よりダイナミックに人体に総合的にかかわります。
そして、タッチの質や施術力、他者との関わり、自分自身を見つめる力を養うことも大切にします。
理論の座学とともに、体験的なソマティクスのワークと実技実習を通じて、五感にダイナミックに働きかけながら、「自分で感じ、創り出す力」を高めることも重視します。
タッチを通じての全人教育、およびヒューマン・ポテンシャリティ(人間の潜在能力)を深め、ボディ&マインド&スピリットという全人的な視点をもつ自立した施術者として自己成長とセルフケアを重んじます。

★リラクセーションと気づき、+多彩なトリートメント技術⇒ホリスティック・アプローチ★
この施術の主なポイントは
1 施術者のタッチの質感を高めることを重視します。
2 安心・安全な環境と、関係性、そして、ゆったりとした、呼吸とつながるアプローチ法で自律神経を整えます。
3 からだへの”気づき”、「今・ここに在る」という”気づき”を深めます。
4 テーブルワークの基本となる、ボルスターやドレープの扱い方、その他、受け手が心地よく安全に施術を楽しめるような様々な実践的なアイデアをお伝えします。
5 筋肉の緊張を解きほぐし、身体をダイナミックにつなげ、探求する多彩で立体的なマッサージ技術(ゆらしや、ストレッチ、深層筋へのapproach等も含みます)
6、全身、そして、ボディ&マインド&スピリットのつながりを重視するホリスティックアプローチ。
7、人体を解剖学的に理解すると同時に、身体的な意味を心理的に理解することも重視します。
8、からだのブロックと感情の抑圧について、また、施術に関係する心理的な問題もテーマにします。

★修了と認定★
12回コース終了後、78時間(6・5時間×12回)の修了書と同時に、こころにやさしいタッチケア基礎講座36時間とあわせて、114時間の履修認定証を発行します。(基礎講座を修了されていない方は、78時間の履修認定となります)
受講終了後、講師によるスーパーバイズ(講師が受けてフィードバックします),1回付。
講習期間中、修了生有志による「練習会」にもご参加いただけます(参加費2千円)

★前回の参加者の方のご感想★

2016年度のコース
http://touchcare.exblog.jp/26246062/
2017年
http://touchcare.exblog.jp/25112245/
                    
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# by touchcaresupport | 2016-09-16 16:12 | 講座のご案内