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1月19&20日 関西への避難ママへのタッチケアサポート

昨年12月2日に、NPO法人シンフォニーさんの主催のもとで、福島原発を逃れての県外避難者の方達の生活相談会が開かれ、そこに、私達タッチケア支援センターも、無料ハンドマッサージブースを出店させていただきました。
その後、ご縁ができて、大阪の「避難ママのお茶べり会」、西宮@プラットホームさんの避難ママの集まりに、参加させていただくこととなりました。

1月19日は、クレオ大阪中央にて、
「避難ママのためのリフレッシュ講座「タッチケア体験ワークショップ~まず受けてみよう!そして、やってみよう!」を開催しました。(主催:大阪市立男女共同参画センター中央館 指定管理者:大阪市男女共同参画推進事業体(代表:大阪市女性協会) 共催:避難ママのための元気アッププロジェクト)

7名のお母さん達に、私達は、理事の中川と奥田、幹事の小室、そして、タッチケア基礎講座修了生の宮下佳奈さんと4名で対応。前半は、1人約2名ずつ、じっくりと施術を行いました。
和室をつかって、お子さんを託児所に預けたお母さん達に、ハンドマッサージや、着衣のままでの肩ほぐしをさせていただき、ゆっくりとくつろいでいただきました。中には、震災後の体験を語ってくださる方も多く、傾聴することで、少しでも、過去が癒されば願いました。

後半は、着衣のままでのタッチケアの講座をおこないました。思ったよりも施術の時間が長引いたので、今回の講座は、ほんの少しだけとなりましたが、それでも、終了後に、代表者の方から、「イベントを今までに何回もやってきましたが、一番時間が経つのが早く感じました。時計が壊れてるのかな?と思ったほどです。それだけ癒された時間だったのだと思います。震災から2年が経ったとはいえ、お母さん方はまだまだ気を張り詰めて生活してらっしゃいます。先の見えない生活の中、ほっとしていただける時間を避難ママに与えてくださってありがとうございました。」というご感想をいただけて、少しでも、ほっとくつろぐ時間を感じていただけて、本当によかったと思いました。ほとんどの方は、小さなお子さんをかかえて、東北で仕事のある旦那さんと離れてくらす生活です。もうすぐ、震災2年目。まだ、先の目途がたたず、落ち着かない日々が続くと思います。今後も、避難ママたちの、こころとからだがくつろげるような関わりを、継続できたらと願います。

1月20日は、西宮市甲子園口の教会の一室をお借りして、西宮@プラットホームさんの定例会で、ハンドマッサージをおこないました。今回は、会員さんで、作業療法士の井澤さんが、同じく西宮市在住ということで、小学生の娘さんと一緒に活動に参加くださいました。娘さんは、避難ママの皆様のお子さんたちの遊び相手を。井澤さんは、肩や背中ほぐしの効果的な施術を行ってくださいました。

避難されてるお母さん達のほとんどが、肩や背中、首の緊張が激しいので、今後は、ハンドマッサージにくわえて、着衣のままでのチェアマッサージ等の施術も、展開していくと良いのでは?と感じました。今年の課題にしたいと思います。

これまでは、こちらから、被災地にいく活動が中心でしたが、今年からは、放射能を逃れて、関西に避難されている方達のケアにも、力を入れていこうとおもいます。今回、活動に関わってくださった皆様、本当に、ありがとうございます。

写真は、1月19日、クレオ中央の和室の風景

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by touchcaresupport | 2013-01-24 12:48 | 日々の活動

ご報告:第三回関西タッチケアフォーラム ーケアする心とタッチの未来ー 

2013年もあっというまに20日以上が過ぎてしまいました。
日頃、タッチケア支援センターへのご支援&ご声援、ご厚情、心より御礼申し上げます。
2013年も、よろしくお願い申し上げます。

さて、このブログの更新がここのところ、中断してしまい、誠に申し訳ございませんでした。
2013年、12月9日、第三回関西タッチケアフォーラムを開催いたしました。

テーマは、”ケアする心とタッチの未来”
場所は、第一回目と同じく、尼崎市女性センター、トレビエです。

御前の部は、特別講演で、地元尼崎で在宅医療を展開する、長尾クリニック院長で、『平穏死、10の条件』著者の長尾和裕先生に「看取りの現場と家族のふれあい」について、ご講演をいただきました。
身近な人、愛すべき人の”死”が病院や医療に管理されてしまい、人生の最も重要な旅立ちの瞬間に、家族や身近な人との交流ができない現状がある。その結果、多くの人が、家族の死を恐れ、忌み嫌い、遠ざけてしまっている・・・等、700名近くを看取られた長尾先生の実体験に基づく、「死」と向きあう切実な問題を伺うと同時に、最期の迎える大切な家族と、私達がどのようにふれあい、癒す時間を共にできるのか、今後の、タッチケアのあり方を、深く考えさせられるのでした。
長尾先生のブログ『Dr和の町医者日記』は全国ブログ読者一位で、先生の日々のご体験が満載です。タッチケアのことも、ご紹介くださったらしく、ありがたいことしきりです。
こちら、先生のブログです。http://www.nagaoclinic.or.jp/doctorblog/nagao/

午後の部の最初のご講演は、聖隷クリストファー大学リハビリテーション学部理学療法学科教授の大町かおり先生にお話を伺いました。当法人の顧問の大町先生のお話は、痛みを有する人とむきあうときの、施術者の意識のあり方を、ボディ・マインド・スピリットという全人的な観点と、距離や関係性等への繊細な配慮という観点から、非常にわかりやすいお話しを伺うことができました。より質の高いタッチケアを提供するために、非常に大切なテーマで、ためになったという参加者のご感想をいただけました。大町先生による講座は、引き続き、タッチケア支援センターでも、タッチケア講座のアドバンスとして、企画していきたいと思います。

3人目の演者の方は、東京で乳児院さんの抱っこボランティアを展開されている、『ぐるーん』プロジェクト代表の有尾美香子さんです。パワーポイントをつかった非常にわかりやすいお話しで、機能不全に陥り虐待等の問題がおこってしまった家庭と、親と離れて暮らすことを余儀なくされた子どもたち、児童相談所や乳児院・児童養護施設の取り組み等の構造と、一方では、「血縁にこだわらない新しい絆をのぞむ」、里親候補のぐるーんサポーターさんたちの取り組みの話は、新しい時代や社会の到来を感じさせられるはっとする取組でした。その新しい絆を生み出すものが、抱っこであり、タッチであることに、多くの可能性を感じさせられました。ご講演終了後、参加者の大勢の方が、乳児院の抱っこボランティアに関心をもってくださり、ぐるーんサポーターにご登録くださった方もおられます。現在、関西の乳児院さんでの、抱っこボランティアの受けいれ先などを模索中です。東京、ぐるーんさんの今後の活動と、関西での展開に、今年は関心と取組をと思います。
こちら、ぐるーんのHPです。http://www.gruun.org/


大勢の皆様のご参加と、意見交換で、今回も、充実したタッチケアフォーラムを開催することができました。
今回の体験をもとに、より広く、ケアの現場に、タッチケアを伝えていきたいと思います。
ご講演くださった先生、そして、ご参加くださいました皆様、スタッフの皆様、本当にありがとうございます。
次回の第四回関西タッチケアフォーラムは、9月後半に、再び、山口創先生をお迎えして、企画したいと思います。

長尾和宏先生
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大町かおり先生
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ぐるーんプロジェクト、有尾美香子先生
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タッチケア支援センター、代表中川も、少しだけタッチケアのお話をさせていただきました。
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会場では、ハンドマッサージ無料ブースもありました。
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終了後の記念写真。
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by touchcaresupport | 2013-01-24 12:09 | 日々の活動