3月20日  第二回関西タッチケアフォーラム 『タッチ、その癒しと祈り』

3月20日、神戸布引ハーブ園森のホールで開催しました第二回関西タッチケアフォーラム『タッチ、その癒しと祈り Touch Pray Healing 東日本大震災から1年目、神戸からの祈り』 大勢の方に集まっていただき、充実した内容と、愛と光あふれる集いとなりました。

講師としてお話しくださいました、心療内科医師の明石麻里先生、エサレン研究所のシャー・ピアス先生、そして、震災支援のご報告をくださいました関西アロマセラピストフォーラムの宮里文子先生、本当にありがとうございました。
遠方からご参加くださった皆様にも、心より感謝申し上げます。

また、直前に企画することとなりました、東日本大震災で大きな被害を受けた、岩手県大槌町の震災1年の記録の写真を、ぐるっと大槌さんのご厚意で展示会をすることができました。震災支援のための寄付活動として、大槌町の地元の皆様が創作された「おおちゃん、こづちちゃん人形」も参加者の方のお手元に届くことができました。

また、タッチケア支援センターの、「こころにやさしいタッチケア」ボランティア養成講座を修了された皆さんによる、ハンドマッサージブースも、お昼休みの間、活動させていただきました。

阪神淡路大震災、東日本大震災という試練を経て、私達自身の癒しの力が一層深まり、そして、かけがえのない私達自身との出会いを通じて、このかけがえのない地球へ、宇宙へと広がる時間を皆さんと共にすごせました。

二度目の関西タッチケアフォーラム、かつての被災地神戸を見下ろす空間で、祈りに満ちた時間を皆様とご一緒することができたこと、感謝の気持ちで、いっぱいです。

下記、当日資料と、参加者の皆様のご感想の一部、そして、写真を記載いたします。


【明石麻里先生 資料 『タッチと祈り』

                 
東日本大震災から1年。3月11日には大震災への祈りの集会が全国的に行われました。亡くなられた方々の冥福や被災者の方々の幸福を祈り、生かされていることへの感謝を捧げた方も多かったのではないでしょうか。祈りは太古の昔から私達の生活の中に根づいていました。日本で現存する最も古い女神像は、三重県粥見井尻遺跡で出土したもので、約12,000年前のものと推定されています。実に1万年以上もの昔から、人々は命の誕生や豊かな実りを願ってきたのです。

現代の医療では、祈りの健康に与える影響が注目され、祈ることが、心身や社会的な健康にポジティブな影響を与えることは医学的にも認められています。気分や精神的状態を改善させ、リラクセーション反応によって自律神経系や免疫系の働きを良くし、生きがいや他者との交流を高めることにより社会的な生活の質が向上するのです。一方、祈りが与える治療的な影響については、心臓病の入院患者の合併症の頻度や重症度の低下、敗血症の入院患者の入院期間や発熱期間の短縮、不妊治療中の妊娠成績の向上といったポジティブな結果を示す研究と、ポジティブな影響はなかったとする報告があり、未だ論争されています。その理由は、祈る人の意識が離れた人にどう影響するのかという、従来の医学をこえた意識の領域の解明が求められるからです。

次に、人間の意識が社会に与える影響を示した有名な実験があります。1972年米国の人口が1万人以上の24都市で1%程の人(100人)が平和をイメージする瞑想法を行った結果、犯罪率が明らかに低下しました。また1988年の中東国際平和プロジェクトと呼ばれた実験でも、平和をイメージする瞑想法を行うと、その期間中は犯罪率の低下、病院救急救命室の搬送件数の減少、交通事故数が明らかに減少したのです。その結果、人口の1%の平方根の人数が、社会に影響を及ぼす最小必要人数であることまで分かってきました。つまり人間の意識状態が周囲に影響を及ぼすことが示されたのです。最先端の量子物理学では、宇宙や身体は絶え間なく変化するエネルギーの場から作られており、意識を通して、わずかの変化も世界のいたるところに反映されると考えられています。このことが測定、実証された時、祈りの治療的影響も明確な結論が示され、医学の新たな夜明けが来るでしょう。

タッチケアでは、優しく触れる体へのタッチ以外に、相手の心に寄り添う心へのタッチ、そして相手の健康や幸せを祈る魂へのタッチも重要なケアです。では、魂のタッチとしての祈りとはどのようなものなのでしょうか?祈りには、3つのタイプ「願いの祈り」、「感謝の祈り」、「癒しの祈り」、があるように思います。自他の幸福を願うことが「願いの祈り」、命や幸福を感謝することが「感謝の祈り」で、ともに自分から命の根源へ意識を向ける祈りです。願いの成就に重要なことは、それが実現しているとイメージし、実現した時の感情を、感謝の気持ちがおこるくらいにありありと感じ、そしてその願いに執着しないことといわれています。最後の「癒しの祈り」とは、自分が命の根源に溶け込み、一つになる境地を味わうものです。私達の感情は最終的には愛と恐れのどちらかに分類されます。命の根源と一つになっている時に感じるのは愛、分離した時に感じるのは恐れです。祈りを通して、我を忘れて命の根源と一つになっている時、ただ慈愛だけがそこに在る。それが祈りによる癒しといえるのではないでしょうか。

祈ることは、意識の転換につながる行為、意識の鏡です。祈りは、個人レベルの魂のタッチケアにとどまらず、世界レベルの魂のタッチケアといえるのです。


【シャー・ピアス先生 資料  Ground 私にふれる、地球にふれる」

"Ground"とは、”地球/大地”、そして”身体”を表しています。人生にしっかりと根をはり(grounded)、私たちが持つ潜在能力を十分に発揮するためには、“今、ここ”に意識をむけて、身体内部のバランスを十分にとる必要があります。このプロセスをサポートするために、私たちは意図的なタッチを用いて、身体という意識の乗り物に働きかけます。
エサレンマッサージが他のマッサージと異なるのは、そのユニークなスタイルにあり、手技を超えたタッチング (触れること)についての考え方です。エサレンマッサージのプラクティショナーは事象をホリスティック(全人的)にとらえ、身体と私たちの思考、感情、精神(スピリット)が密接に関係していること、さらには私たちと私たちを取り巻く世界がつながっていることを認識しています。
このエサレンメソッドの中心にあるのは、共感と感謝です。これを意図することで、私たち一人一人が、調和と相手を敬う感覚を取り戻し、内に秘めた癒しのエネルギーに気づくことができるのです。
タッチは人間がもつ非常に基本的な欲求です。タッチの欠如によるスキン・ハンガー(皮膚の”飢え”)と胃の感じる“飢え”は同じくらいリアルです。しかしながら、その欲求は、社会の中で厳しく制約を受けています。タッチというと、まず性的な触れ合いと同一視されてしまうからです。人々は触れることに憶病になり、タッチを通して養われていく能力のことをすっかり忘れてしまっているのです。エサレンマッサージの考え方は、タッチという言語を通して、他者への共感と思いやりを表現していくというものですが、そのような感覚は、癒しを起こすだけでなく、私たちが生まれつき持っている才能であり、容易に思い出すことができるものです。
エサレンマッサージを特徴づけている大切な要素に、呼吸に注意を払うこと、ジャッジしない(判断しない)オープンで瞑想的な状態からワークを始めること ― これはプラクティショナーの感受性をサポートしてくれます ― そして、受け手からのフィードバックを敏感に感じ取ること、などがあります。セッションでは、プラクティショナーのハートから手を通って受け手に伝わったエネルギーが、また手を通って戻ってくるというノンバーバル(言葉を用いない)・コミュニケーションのサイクルが起こります。その過程で、習慣的な緊張パターンや古い感情がしばしば解放されていきます。
エサレンマッサージには、決まった手順というものがありません。長く流れるようなストロークは、私たちは一つであり、すべてのものとのつながり、調和している感覚を生みだします。太極拳のマッサージと呼ばれることもよくあります。受け手の気持ちが和らぎリラックスするように、ゆっくりとした、リズミカルで、波のようなペースで行うことで、副交感神経が優位になり、生理学的な癒しの効果も生まれます。優しくゆっくりとした牽引によって、身体は伸び、背骨、四肢、関節にスペースが生まれます。時折訪れるポーズ(間)や静かな時間は、マインドが感覚運動の情報や心や身体に起きている変化を統合し、処理するのを助けています。


【ご参加された皆様からのご感想の一部を記載させていただきます】

●明石先生の祈りの科学性を交えたお話。シャー先生の身体を動かしながらエネルギーを浄化させ、循環させるワーク、とてもためになりました。  今後も機会を捉えて参加したいと思います。 このような会を企画・運営していただきありがとうございます。


●今日はありがとうございました。お話だけでなく、ボディワークなど様々なものを体験できてとても良かったです。特にシャー先生の「自分をケアし、尊ぶことが大切だ」という言葉は、印象に残りました。日本では特に自分を大切にということよりも他人を。。。という風に教わってきたので、人を助け癒すには、まず自分を尊びケアすることも大切だと私もすごく思いました。また自分をケアするワークショップなども取り入れたものもして頂ければ嬉しいです。

●宮里さんの地震当初からの被災地の方の心の動き、触れることで心に触れられること、再認識しました。  明石先生の穏やかで丸い声、お話に心の痛みが救われました。瞑想は心に安らぎが生まれ心地よかったです。  シャー先生の「膝は恐れを表わす」にどきっとしました。現在、両膝の関節が変形しているからです。自分の身体を大事にすること、いろんな気づきができてよかったです。

●こんなすばらしいフォーラムに参加させていただき、心から感謝でいっぱいです。  とても心を動かされましたし、光を感じることができました。  本当にありがとうございました。  明石先生のお話も本当にわかりやすくお話が聞けてうれしいです。  宮里さんのお話では。。宝塚でこんなにも素敵な方がボランティアで活動されていることを知りうれしくなりました。  私も何か行動できる人になりたいです。


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by touchcaresupport | 2012-04-07 16:01 | 日々の活動
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